パフォーマンスを見ることは、そもそも時間の無駄かもしれない
僕は何回か路上でストリートパフォーマンスを決行した経験があります。
やるたびに思うんですが、これほんまに難しいんですよ。だって、ストリートでやっててお客さんになってくれる人たちって、そもそも必ずしもパフォーマンスを見に来てるわけじゃないし、例えば買い物に行く途中だったり、帰宅途中だったりするかもしれない。もし仮にパフォーマンスを見に来た人だったりしても、他にもパフォーマーなんてわらわらいるから、別にそっちを見に行ってもいい。1回僕らを見てくれた人も、つまんなかったらパズドラやっても適当なカフェに逃げ込んでも本当に何でもいい。
つまり、僕らがどれだけ頑張ったところで、見る人からすれば、あくまで「1日の過ごし方におけるひとつの選択肢」でしかない、ということなんです。
その中で、せっかくパフォーマンスというものを見るのに1日の貴重な時間を充てるのなら、
「これほんまおもろいな!見て良かったわー!」と思わせるものであってほしいなあと。
だから、今回僕が審査をしてみる中で、唯一の審査基準は「パフォーマンス終了後の満足感」。これに絞りました。
まあ言っちゃえば「終わりよければ全て良し」ってことなんですが、そもそも「そもそも始まりがないと終わりは無い」・「始まったとしても、飽きちゃったら他のことしたい」ということもあり、以下の2項目も判定においては大きく関わってきました。
それは、
①「このパフォーマンスは面白そうだから見てみようかな」と目を留めてくれること
②「このパフォーマンスは面白いから、もっともっと見てみたいなあ」と引き込んでくれること
要は「最後まで見てみたい!」というものを提供してくれ、終わったあとに「見て良かった!」という爽やかな気持ちにしてくれるものが一番好きや!ということです。
せっかくなので、「目を留める」・「引き込む」・「満足感を残す」という3つの要素をそれぞれ分解して、ダブルダッチを見ているときの気持ちに変換して、簡単に記述してみようと思います。